【包括・みまもり】地域での看取りについての勉強会開催

8月9日、なりひらホーム会議室にて、「地域での看取り」に関する勉強会を開催しました。
オブザーバーとして地域の方を数名と、なりひら包括のスーパーバイザーであり、健康科学がご専門の大賀英史先生をお招きし、今後の看取り支援の在り方について議論が展開されました。

日本において、在宅での終末期を希望する方は7割を超える一方、実態は7割以上の方が医療機関で死を迎える現状があります。

「基本的人権を尊重するという観点からも、それぞれの方が望む場所で最期を迎えることができるような包括ケアシステムを構築することが急務だろう」と大賀先生。

この地域の皆さんに、住み慣れた地域でしあわせだと思えるような最期を迎えていただくためには何が必要か。

これまでの看取り支援のケースを振り返りながら、専門職の取組みのみならず、日頃から関わってくださっている地域住民の方々のあたたかい見守りの眼差しが大きな力となっていることが炙り出されました。

 

なりひらの職員と地域の方々の連携を密にしていくことで、それぞれの方の意思に寄り添った看取りを実現させていきたい。
職員にとって、今後の看取り支援の方向性を確認しつつ、静かに決意を固める機会となりました。

今回を皮切りに、大賀先生監修の地域包括ケアシステム構築に向けた勉強会はシリーズ化して開催されます。
次回のキーワードは「ヘルシ―アライアンスの評価について」。新人職員の筆者もしっかりと予習して臨む所存です!